(娘も息子も一緒に雛人形を片付けようと箱を持ってきている。一方、史郎はというとソファーで1人座っている)

……◆◆も××もまだ子供だ。だからまだまだ結婚とか先の話だと思ってた。
◆◆はあんなにお嫁さんになりたがってる……きっと好きな男ができたに違いない。僕の可愛い娘がお嫁さんに行きたがる相手って、一体どこの男なんだろう? 同年代の子なのかな、いやなんでも良いけど僕は認めない。いや，認めてあげたいけれど認められないというかきっと簡単には認められない。

(まだまだ先のことを考えて頭を抱えている)

‖くだらないこと悩んでる暇があったら雛人形片すの手伝って頂戴、子供たちがお手伝いしてるんだからパパもやるの
‖んとね、好きな人はまだいないけど、いつかウェディングドレス着て結婚式したいの