名前:イデア・シュラウド

ゲームログイン98日目

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(時期は2月の後半…三寒四温の気候が続くのはこの世界の賢者の島でも同じようで、いつもの中庭の井戸の近くの木陰で寝息を立てるグリムを膝に乗せて微睡む…。


……寝入るまでは記憶があった。その時はまだ“人間”だった…。
お昼寝から起きるといつの間にか猫になってしまっていた…誰かの悪戯かユニーク魔法にかかってしまったのだろうか…。
声を出そうにもニャァ、としか出てこない。
傍にいたグリムと一緒にこの事態を解決するために学園長とクルーウェル先生の元へ行くと原因不明の現象であり特効薬はなく、効果は一時的なもので時間が経つまで放っておく他ないとのことだった。
何じゃそれ…。と思いつつも幸か不幸か、言葉が出てこないのと四足歩行しかできないぐらい(それでもだいぶひどいが)で何も支障は無い。
猫になっている間の授業は免除する(といっても、後々代替の課題があるらしい…)とのことだったので、この経験は後にも先にも一生できないことだろうしせっかくならいろんな場所を彷徨いてみようと思った。

暖かい天気の中、いつもより広々とした校舎を渡って中庭をトコトコと歩いているといきなり影が差してきて曇って雨でも降るのかと上を向くと………。

→<=猫の日
猫の日、プロローグ