(イデア先輩がいた…)
…あ。あの。その。
わざわざ来させてごめん、じゃなくて……。
た、誕生日、おめでとう…。
あの、よかったら…これ。
っタンザナイト石のネックレス
…錬金術で、いい感じのができたから…。
……………。
正直、僕はルーク氏みたいな洒落た言葉なんか思いつかないし………さっきからおめでとう以外何て言おうってばっかり考えてる…。
……ただ、君がこの学園に来て、リアルで色んなイベントやらハプニングやらクエストが起きて……大変なことも増えたけど、つまらなくはなくなった…と思う……少なくとも僕は。
だから、その…何と言いますか。
…君と出会えて良かった…と思ってる。…し、同じこと考えてる人間も少なくないと思う、よ……。
……あ、あの。
よかったら…今日は僕の部屋でゲームでもしていかない?消灯時間ギリギリまで…何ならグリム氏呼んでいいし……。
なんて言いますか、今日だけは君と長くいたいな、て思った、から…(ボボボボ)
……ああ、もう良いから早くついてこないと置いてくよ。
(赤くなる毛先を翻すように部屋に向かう背中に慌ててついていった…。
好きなゲームを選ばせてくれたうえにいっぱい好きなお菓子ももらって色々遊んでもらった!)
ルーク先輩から連れてこられた先は