『ぷぃ………?』(くんかくんか)
(高級なにんじんの匂いにつられて少しこちらを振り返った。
困り気味に伏せた黄色い目が特徴的で大人びた顔をしている美形な子だ。
こちらから少し近づいて口に持っていくと確認するようにしきりに匂いを嗅いだあと、ぱくっと食べてくれた!
美味しいか尋ねると、咀嚼しながらこくりと頷いた気がした。静かに食事している姿が可愛くもあり、哀愁が漂っているようであり…)
……無視していいって言ったのに…。
構うのはいいけどその長毛は慣れるまで相当時間がかかるよ…なぜかわかる気がするんだよな……。
こんな可愛い子無視できません(なでなで)