…っ!?銀狐の仮装か。
ああ、色違いのお揃いだな(なでなで)
菓子は…オレ手製のものがあるんだ。
口に合うといいが。
(懐から可愛らしい和柄の包みを取り出して渡された。
ガサガサと開いてみると砂糖をまぶしたラスクのようなもの…?
ひとつ食べてみる………これは、油揚げだ!)
…どうだ?美味いか?揚げ菓子はよく故郷でも食べていたが、この材料ほどさっぱりしてなくてな。軽い食べ心地だからいくらでも食べられそうだよな、作ってる間に味見してうっかり食べ過ぎそうになった。
(思わぬ裏話を聞かされて笑っているとじっと包みを見つめて、頬を赤く染めている…?)
なあ……監督生、オレも少しだけ食べたいな。
…ト、トリックオアトリート…。
(恥ずかしそうに目を逸らしながら言われる…。
微笑ましく思いながらも、手元のお菓子をひとつ摘んで口元に運ぶ。はい、あーん……)
……ん………(もぐもぐ)
フフ、美味いな……不思議と味見した時よりもずっと美味い。
…今日はこのあと何も無いか?
無いならこのまま一緒にいよう、いや…いてほしい。
(包みを持った手に両の手をそっと重ねられる。
うん、と頷いたら作り物の耳と尻尾が揺れている………ように見えた。
それくらい嬉しそうに笑ってくれている!)
変な男から守ってあげますからね!ジャミ子は私が一生幸せにする