…上手くできるかな。どのへんがいい……？
……襟で隠れてるこの辺がいいかな。
(……変な男が寄ってこないようにしっかり跡残そう……！)

(首筋をぺろ、と舐められる…まるで注射の前の消毒をするように……。
…ちゅ、ちゅ…と数回キスをされてしばらくすると吸い付かれる感覚…と共に強い痛みが…！思わず声を上げた…)


……？……あ。ご、ごめん…！下手くそで…っ！


(先輩が慌てて中断して部屋の中を物色し出す…。
首元が気になってスマホをインカメにして見てみると…はっきり見えないが、少し赤くなっている箇所の周りに小ぶりな歯形がついている…少し血が出ていてキスマークよりもこっちの方が残りそうな気がする……そう思いながらそっと傷跡を撫でる)


…はい、ティッシュ当てるよ、顔ちょっとあげて(ポンポン……)
………いざしてみたら経験無いのバレバレだね………当たり前か………。
… ごめんね………怪我させて。痛かったでしょ。まだ血止まらない……。薬と絆創膏あったかな……。

(また部屋の中から目当てのものを探そうとしているところを服の裾を握って止める)


……？どうしたの？
え……このままでいいの………？


(顔に熱が集中するのを感じながらもこくりと頷く。きっとこの跡はいであ先輩だけしか付けられない……この傷跡を見るたびに先輩を思い出せるから……。
恥ずかしながら告げると相手の顔がみるみる蒸気していく……)


…そそそそんなこと言うなんて……ど、ど淫乱じゃありませんか！？陰キャからかって何が楽しいのっ！？
…人のことスケベだの変態だの言っておいて…！！

あ、あの…せめてこれだけは付けておいて、化膿して跡残ったら大変だから…。

(そう言ってペタリとシールのような可愛らしい絆創膏をつけられた。
…むしろ目立つ気がする…)
(……この柔らかくて綺麗な肌に傷つけていいのは僕だけ……)
(チュ)

(絆創膏の上からキスをされた…！)

早く治るようにまじないをかけておいた…。
デュフ、どう？マレウス氏が言いそうなセリフ。
…細かすぎて伝わらない？照れ隠しでござる〜………(ギュウ)