独りで寂しくはないのかい?と時折聞かれるが、塔に幽閉されることを選んだことよりも人と関わって忘れられていくことは寂しいのかもしれないね、と思うよ。関わった誰かから私の記憶が薄れていくのは、正しいことでもあるのだけど。こうして党にいる私からすれば、誰かと関わることこそ夢のような出来事なのかもしれない。
呪文1