すみません。
えびをお借りしても?
アズールが呼んでいるので。

(そう言ったかと思えば腕をぐいぐいと引っ張って無理やり連れていかれる。)
(目的地に着いたのかジェイドは動かなくなるが腕は強く握られたまま離してくれない。)
(...ジェイド、痛い。)

あ、あぁ。

(はっとしたように私の腕を離して、すみませんととても小さな声で呟いた。)

...この廊下の奥の部屋にアズールは居ます。
どうぞ、行ってください。

(そう言うと彼はこちらを一切見ずに廊下を戻り始めた。)



∞他の寮生に絡まれる