【聞き慣れた男子生徒の声】
○○ー!

(廊下で夷澤と立ち話中、貴女の彼氏が駆け寄ってきた。)

【貴女の彼】
悪い悪い、遅くなって!クラスの奴と話が盛り上がっちまってさぁ。
約束してたマミーズ、あいつ等も行きたいって言うから勝手に誘っちまったんだけど…いいよな?

【夷澤】
………。

(貴女と目が合った途端、顔いっぱいに溢れていた不満を慌てて引っ込める夷澤。)

【夷澤】
オ、オレのことなら気にしないでください。
一緒に帰るくらいいつだって出来るんすからッ。じゃ、また明日ッ…。


彼氏より夷澤を優先する