(メガネを拭いている夷澤。
裸眼になった彼には貴女がよく見えず、ガン見されてることに気付いていない。)
【夷澤】
そうだ、センパイ。
オレのクラスの女子が、昨夜墓地で幽霊を見たってビビってましたよ。
(見つめ続ける貴女。メガネを拭いている夷澤。)
【夷澤】
寮の窓から見えたらしくて。あまりにもビビってるんで笑っちまったんすけどッ。
どうします?見えちまったらッ。
センパイのことだから“怖くて眠れない”とか言って、またオレに電話とかしてきそうっすよねー。
(見つめられてることにも気付かず、夷澤は笑顔で童顔を振り撒いている。)
そうだね、プロテインだね(聞いてない)