(一年の男子生徒と話をしていると、ちょうど待ち合わせていた夷澤がやってきた。
男子生徒はペコリと頭を下げると足早に去っていった。)

【夷澤】
………。一年っすね、今のヤツ。
なんの話してたんすか?ずいぶん盛り上がってましたけど…。


――――“道を案内してあげてた”?

…ふーん…。

(一年生とは普段話すことが滅多に無いため、微笑みながら“可愛かった”を連発する貴女。)

【夷澤】
…………。


他の後輩を可愛がる