――――ッたく…ここはあんたをもてなす部屋じゃないんすからねッ。

(と言いつつしっかりとコーヒーは淹れてくる夷澤。)

美味いすか?そっすか、良かった。
……。何度も言ってますけど…先に帰ってくれていいですからね。

別にオレ、寂しいとか、まだ居てほしいとか…全然思ってませ……ッ―――

(貴女がカバンを手に取った瞬間、残念そうに言葉を詰まらせる夷澤。…が、慌ててまた手元に視線を戻した。)

――お、思ってませんからッ……!
コーヒー淹れて