【喪部】
よろしく、□□さん。

(少し威圧感のある男子生徒だが、きっと転校初日で緊張しているんだろう。
貴女が笑顔で返事をすると、髪をかき上げながら席についた。)



【八千穂】
………な~~~んか…雰囲気怖いね…。

(もう片隣に座っている八千穂が、そっと貴女に耳打ちする。
小声とは思えないほどの音量に、貴女は慌てて唇の前に指を立てた。)

【喪部】
…………。

(なんとなく気まずいまま、一限目の授業が始まった…。)


【隣の転校生2】