――ッ!

もうッ…。このままシカトされたらどうしてやろうかと思いましたよッ。

………。分かってますよ、彼氏サンが大事だってことくらい…。
分かってるからこそ、そんなセンパイを見たくないんです。オレは…。


止めておいて何ですけど…今日はもう話す気も失せたんで帰ります。
黙って居なくなるのも失礼かと思って、怒鳴ったりしちまいましたけど…なんか…すみませんでした。

……。本当は…彼氏サンと話したかったんでしょ?
オレに気とか遣わなくていいっすからね、センパイ。
付き合ってんなら彼氏サンと居たいに決まってるんすから…。


それじゃ、センパイ。また明日。
下校チャイムもまだ鳴ってませんし、会いに行ってやったらどうすか?彼氏サンに。
【素っ気なく接する2】