(――――放課後。夷澤に会いに2年校舎へとやってきた貴女。)

【響】
□□センパイッ。こ…こんにちは。
夷澤クン、今ちょっと生徒会の先輩に会いに行ってて…。
もうすぐ戻ってくると思いますッ。

(響と共に、夷澤の帰りを待つことにした。)

【響】
そうだ、センパイ…!ファントムさんって、知ってます?
校則を破った悪い人達をやっつけてくれる、ヒーローみたいな人です!
僕の学年、ファントムさんの噂で持ちきりなんですよッ。

かっこいいですよね。僕らじゃ絶対敵わない生徒会に対して、真っ向から勝負しに行くなんて!
いいなあ、すごい…。僕も会ってみたいなぁ…。


【生意気そうな男子生徒の声】
会ってどうすんだよ。


【窓辺の客人3】