(ふと、息を荒くし涙を浮かべた貴女と目が合う。)


【夷澤】
――――ッ!


(しばらく固まっていたものの、突然顔を真っ赤にさせる夷澤。
貴女の前髪をグシャグシャ撫でると、目薬を押し付けるように返してきた。)


【夷澤】
なんすか、その顔…。
オ、オレがなんか…酷い事してるみてえな反応しないでくれます?

………。やっぱり、自分で頑張ってください。
あんたみたいなビビりが相手だと…時間がいくらあったって足りませんからッ。
【目薬が上手くさせない2】