(クスクス笑っている貴女を見て溜め息をつく皆守。)

□□…。

卒業すれば、お互いどう変わっちまうのかなんて誰にも分からねえことだ。
だからこそ“ありえない”と言い切れることなんて、一つも無いんだぜ。


(いつになく真面目な事を言い出す皆守に、少々照れながら焦る貴女。)


確かに俺らしくないな。
だが、お前の今の冗談を聞いてさ。なんつーか…嬉しかったんだ。

夢を語る誰かの目に、俺がうつってるってことが。


(そう言うと、皆守は優しく貴女に微笑みかけた。)


【皆守くんのお嫁さんになる予定だよー、なんちゃって!】