………。そっすか…。怖い思いをしましたね、□□センパイ。
せめて誰なのかが分かっていれば、今からでもオレが…………。

…………。

(制服の袖で涙を拭っている貴女を見て、ハンカチを手渡してきた。)

すみませんでした、センパイ。

怒りのやり場が無くて悔しいって気持ちは、痛いほどよく分かります。
でも、センパイの力になりたいなんて言っておいて、何も出来ずにいたオレが一番悪かったんです。


せめてものお詫びとして、今日は□□センパイが泣き止むまでの間、ずっと傍についてますよ。
【泣きながら俯く】