………。ふーん…。

(お互い傘をさして、校舎から出ようとしたその時。
夷澤が突然自分の傘を閉じ、貴女の傘に入ってきた。)


オレ、傘忘れたんで入れてくださいよ。


(ツッコミを入れようか悩んだが、たまには良いかと傘に入れてあげた。)

ヘヘッ。ありがとうございます、センパイ。


…そんなにオレの方に傾けると、センパイが濡れてしまいますよ。


【持ってきた】