【夷澤】
わッ!バっ――――…!


(勢い良く貴女が抱きついたことで、コーヒーもカップも台無しになってしまった。)


【夷澤】
ッ………。ああもうッ…だから言ったでしょうが!我慢しろって!
クソッ…。また余計な仕事が増えちまったじゃないすかッ!

【双樹】
夷澤、女の子に怒鳴ったりしないのッ。

【神鳳】
割れたカップを片付け、コーヒーを淹れ直してくれば良いだけのことですよ。

【夷澤】
だったら自分でやりゃ良いじゃないすか!
どうせ淹れてやったって“薄い”とか言ってケチ付けてくるくせにッ!


(――と言いつつ夷澤は割れたカップを掃除し、新たにコーヒーを淹れに給湯室へ入っていった。)
【抱きついていい?3】