………。はあ、なるほど…。□□センパイらしい考え方です。
そんなに大事に思ってんすね、彼氏サンのこと。


―――……。いいな…。
センパイにそんな風に言ってもらえて…。

(らしくない顔をする夷澤の肩を、苦笑いを浮かべながらぽんぽん叩いてみせる貴女。)

だってセンパイ…さっきから彼氏サンの話ばっかじゃないすか。
センパイは話したくて仕方無いんでしょうけど、オレはそんな話聞きたくありません。

どうせクラスの女子にも聞いてもらってるんでしょ?
だったら…。オレの前でくらい、オレだけのセンパイで居てくださいよ。
【恋人のお願いはなるべく聞いてあげたいの】