(振られたことを夷澤に話し出した途端、堪えていた涙が溢れてきた。)
……。センパイ、そいつ……確実に振りました?
(夷澤の言っている意味が分からず、涙を浮かべながら傾げる貴女。)
ああ…思い出したくないっすよね、すみません。
センパイ、あんなに嬉しそうだったのに…残念でしたね。
(心なしか、溜め息をついた夷澤の表情が嬉しそうに見える。)
――――えッ?
嬉しいわけないでしょ。
□□センパイが泣いてるんすよ?オレだって辛いですって。
…………。大丈夫、寂しいこと無いっすよ、□□センパイ…。
あんたには、オレがついてるんすから。
うぅ…夷澤くん…!(ぎゅー)