(その時、チャイムの音が鳴り響いた。
先ほどの眠気が嘘のように、突然飛び上がる貴女。)


えッ。…えッ?あ、ああ…な、鳴りましたね、チャイム……。
………。目…覚めました?…そっすか。良かったです。


(何故か顔を赤らめながら、どこか残念そうに俯く夷澤。)


は…はあッ?元気が無いッ?そ、そんなことないですけどッ。

それより早く行かないと遅刻しますよッ。
授業中、居眠りなんてしたらダメですからねッ!
【寝ぼけて抱きつく1】