………。
…ああ…。そう、っすか…。後輩……だから…。

……。

――――…!くッ……。

なんすか!“後輩”“後輩”って…!
こんなにいつも一緒に居るんすから、少しはそのッ……い…異性として……ッ。


(怒ったり照れたりする夷澤を、不思議そうに見つめる貴女。)


も、もういいですッ…。言ったってきっと相手にしてもらえないでしょうし…。

でも勘違いしないでくださいね。オレ、諦めたわけじゃありませんから!
いつか必ずオレのものにしてやるから覚悟しとけよッ!!


(捨て台詞を吐いて、校舎へと去って行ってしまった。
結局夷澤の好きな子を知ることは出来なかった。)
【好きに決まってるよ!大事な後輩だもん!】