ホントっすか?良かった……。

心配しなくていいっすよ。
センパイの味の好みは分かりませんけど、別に不味いってわけじゃないっすから。


………。ヘヘッ!
一緒に食事とか、なんか楽しみっすねッ!センパイ!


(何故かとても嬉しそうな夷澤に、貴女も笑って頷いてみせる。)


――――あ。鳴りましたね、チャイム。
オレ、次の授業移動なんで、もう行きますね。

(夷澤と別れると、貴女も急いで教室へと戻った。)


【夷澤くんは薄味が好み?1】