……。どうしてですか…?


(少しだけ肩を寄せてきた。)


オレが隣に居たら…何か…困ることでもあるんすか?


(囁くような声で聞かれ、固まったまま夷澤を見つめる貴女。
夷澤もしばらく貴女を見つめていたが、突然、トントンッと机の上を指で叩いてみせた。)


センパイ。手、止まってますよ。
宿題…しに来たんですよね…?


えっ…あの…ト、トイレ行ってくる…!(真っ赤になって図書室を出て行く)
【夷澤くんが隣の席だったら今以上に授業に集中出来ないよ】