【夷澤】
そんなわけないでしょ…。
自分の校則破りを棚に上げてる連中が、勝手なこと言ってるだけですよ。

つまり、オレがいつか□□センパイにも暴力を加えるんじゃないかって、皆守センパイは言いたいわけです。


―――ありえないっすよ、本当……。
オレが□□センパイに手を出すわけないじゃないすか。

…よりによって、□□センパイに……。


(何も言わず、じっと見つめ合う貴女と夷澤。
その空気に耐え切れず、皆守はそっとその場を後にした。)
【夷澤くん、私のこと噛むの?】