(遠慮がちに抱き寄せた貴女の頭を、出来るだけ優しく撫でる夷澤。)


□□センパイ、泣かないでください。
何があったのかは分かりませんけど、オレはいつだってあんたの味方です。

何でもたった一人で背負うこと無いんすよ。あんたにはオレがついてるんすから。
センパイがまた笑ってくれるなら、どんなことでも力になってみせます。

だから、泣かないでください。センパイ…。


(夷澤の声が優しくなればなるほど、貴女は罪悪感で動けなくなっていった。)


ごめんね夷澤くん!本当は泣いてないの!!(罪悪感で号泣する)
【嘘泣きする2】