(話が長くなりそうだ。せっかくなので部屋にあがるよう促す。
夷澤と自分用にせっせと紅茶の準備を始める貴女。)


いえ、もう遅いので入口で結構です。


………。実は、今日のことなんすけど…。


(突然、食器が盛大に割れる音と共に貴女の悲鳴が。)


ちょっともうッ…なにやってんすかッ。


(慌てて貴女に駆け寄る夷澤。
貴女の足元に落ちている割れたマグカップを見て溜め息をつく。)


指、怪我してんじゃないすか。
手当てしますから、座ってください。



【喧嘩する013】