(やりすぎだと、先輩として夷澤を叱る貴女。)

やりすぎ?そっすかね。
つーか、なんでオレが叱られなきゃならないんすか?


――――…もう平気だから、許してあげろ、と…?


………。


(平気と言いつつ、怪我をした方の腕を庇いながら立っている貴女。
そんな貴女を見て、夷澤は深くため息を吐いた。)


なにが?…なにが平気なんだよ。

……。こんな奴等――――……。


【喧嘩しないで01】