はッ!?な、な…なんすか急に……?

(何故か突然取り乱す夷澤。)

オ…オレ別にそんな……届けに来ただけだってのに、ちょっとオーバーじゃないすか?
センパイがどうしてもって言うんなら…まあ良いんすけどぉ……。

(頬を染めたまま訳の分からないことを呟く夷澤。
そんなことより早くぬいぐるみを抱きたくて、少しムキになって催促する貴女。)

はいはい、わかりました、わかりましたよ!
まったく…ガキなんすからセンパイはッ。


(ぬいぐるみを片手に持ったままの夷澤に、強く抱き締められた。

勘違いされてることに気付いたものの、
肩に埋めている彼の顔が心底幸せそうだった為、少しの間だけ話を合わせることにした。)
【可愛すぎて思わず抱き締める2】