ああ、友達の…。

………。

(夷澤の表情が一瞬曇ったように思え、顔を覗き込む貴女。)

―――ッ!え……あー、いや…。
すっげーどうでも良いことなんすけどねッ。

オレのクラスの男子がつけてるのと同じ匂いなんすよね、それ。
もしかして友達って、男かなって思って…。
【友達の香水良い匂いだったから分けてもらったの】