センパイッ、もう少し一緒に居ません?
―――大丈夫ですって!
生徒会の仕事が長引くと、いつもこのくらいの時間にはなりますからッ!
阿門サン達にはオレから上手く言っておきますって!
(顎に指を当てながら迷う貴女。)
……。センパイのクラスメート達は、朝一番に誕生日だってことを聞かされたんでしょ?
オレなんかついさっきですよ?
一番知るのが遅かった分、一番そばに居る時間が長くたって良いじゃないすかッ。
ねッ?いいでしょ、センパイッ。
(夷澤の我が儘によって、強制的にまたソファーに座らされた。
どちらが本日の主役なのか、よく分からなくなってきた。)
【今日誕生日なの8】