【夷澤】
……。
(複雑そうに撫でられている皆守を横目に見て、メガネをくいっと上げる夷澤。)
【夷澤】
真面目に授業は受けないくせに、ギャップを演出する努力だけは惜しまないなんて…。
さすが皆守センパイっすね。尊敬しますよ。
【皆守】
…だろ?お前もたまには息抜きにサボってみな。
気晴らしに人を殴るその性格も、ずいぶん丸くなるだろうぜ。
【夷澤】
なッ……!
【皆守】
じゃあな。先に寮へ戻ってるぜ。
□□もさっさと戻れよ。明日も楽しい学校があるんだから。
【夷澤】
ッ………。
(ふと夷澤を見ると、わなわなしながら皆守の去っていく後ろ姿を睨んでいた。)
【二人とも偉い!(夷澤と皆守を撫でる)】