【夷澤】
なんで…!約束したじゃないすか!
……ッ。□□センパイは、オレより皆守センパイの方が大事なんすか!?
(掴まれている腕が何故か一瞬、ほんの一瞬、凍えそうなくらい冷たくなった。)
【皆守】
なにを子供みてえなこと言ってんだ、お前は…。
そんなに俺が信用ならねえなら、夷澤も一緒について来たらいいだろ。
【夷澤】
…………。
(ふいっと顔を背けながらも、ついて来る気になったらしい夷澤。
皆守がそっと貴女に顔を近づけてきた。)
【皆守】
どんな約束があったのか知らねえが…なんか…悪かったな。最悪のタイミングで声掛けちまったみたいで…。
かなり機嫌悪いみてえだから、あとで俺の代わりに頭でも撫でてやってくれ。
夷澤くんごめんね?皆守くん困ってるみたいだから…(ひそひそ)