――――ッ!
え?ちょっと…センパイの方が冷たいじゃないすか!

(手を強く握り返された。)

まったく、オレの心配してる場合じゃないでしょ。
こんなに冷えちまって…風邪でもひいたらどうするんすかッ。


(申し訳無さそうに謝る貴女。
そろそろ温まってきたので手を離そうとすると、更に強く握られてしまった。)


ッま、まだです!まだ全然冷たいじゃないすか…!
オレが良いって言うまで我慢してくださいッ……。
【ハッ!なるほど!(おててギュッ)】