(夷澤の代わりに説教をしながら皆守の額を小突く貴女。)


【皆守】
痛てて……。やれやれ、助け船が来たと思ったのによ……。
そういえばお前はクラスメート以前に、この狂犬の飼い主だったな。

【夷澤】
ざまぁないっすねッ。
期待してたとこ悪いんすけど、□□センパイはいつだってオレの味方なんすよ!

【皆守】
―――……はぁ?“せっかく席替えで隣になれたのに、いつも居ないから寂しい"だと……?
お前、授業に出るよう言ってくるのはそれが理由だったのか…まったく。

【夷澤】
―――!!


(突然貴女の手を取る夷澤。)


【夷澤】
あまり無理を言ったら皆守センパイが可哀想っすよ!
サボリたいって言ってんならサボらせてやりゃ良いんすよッ!
なんなら皆守センパイ!もうずっと屋上から下りてこなくても構いませんからね~ッ!

【皆守】
生徒会役員の言うことじゃねえだろ……。
【デコピンする3】