(いつものことではあるが、年上への言葉遣いが酷い夷澤にデコピンをお見舞いする貴女。)
【夷澤】
―――痛てッ。
な……ッなんでオレなんすか!悪いのはこのバカで……痛てッ。
(腰に手を当て、夷澤を窘める貴女。
困ったような悲しそうな顔で此方を見つめる夷澤だったが、突然キッとした目で皆守を睨みつけた。)
【夷澤】
なんで□□センパイはすぐこのバっ……じゃなくて…皆守センパイの肩を持つんすか!
なんでオレを叱るんすか!悪いのはろくに授業を受けようとしない皆守センパイの方なのにッ!
大体□□センパイはいつも“皆守クン"“皆守クン"って――…!
(結局小一時間夷澤に文句を言われ続ける羽目となった。
皆守はいつの間にか姿を消していた。)
【デコピンする2】