(説明しようとした貴女の口を慌てて塞ぐ夷澤。)
【夷澤】
と…とにかく助かりましたッ…。もう帰りましょう…。
オレ、生徒会室に一度寄ってから帰るんで、これで失礼します……ッ。
【神鳳】
分かりました。□□サンは僕がお送りましょう。
こんな遅くまで付き合わせてしまい、申し訳ありませんでした。
それにしても、貴女も夷澤もやけに顔が赤いですねぇ。………。
倉庫の中がよほど暑かった―――…ということにしておいてあげましょうか。
(“見つけてくれたのが神鳳で良かった”と二人は心から安堵し、寮へ戻った。)
【キスしないと出られない部屋に閉じ込められる23】