【夷澤】
え…手伝ってくれるんすか?
助かりますッ。ここの倉庫、わりと広いんで…。

それじゃ、センパイは倉庫の奥からお願いします。


(渡されたクリップボードを片手に備品チェックをする貴女だったが、
足元に転がっていたテニスボールに気が付かず、盛大に転んでしまった。)


【夷澤】
――――ッ!大丈夫すか、□□センパイッ。


(駆け寄ってきた夷澤の手を借りる。)


【夷澤】
センパイって本当、抜けてますよねぇ。
手伝ってもらっておいて何ですけど…。


(愉快そうに笑っている夷澤に唇を尖らせながら文句を垂れる貴女。
そうして二人が話している中、体育館に何者かがやって来た。)


【キスしないと出られない部屋に閉じ込められる2】