【夷澤】
…………ッ。


(唇が離れても尚、呆気に取られたまま言葉が出ない夷澤。
最初は冗談半分だったものの、今では押し潰されそうな程の緊張で動けない貴女。


お互い連絡することなど完全に忘れたまま見つめ合っていると、
突然倉庫の鍵が開いた。)


【物静かな男子生徒の声】
――――おや…?そこに居るのは……


【キスしないと出られない部屋に閉じ込められる18】