――――……。

へーえ。オレを放って行って平気なんすね、センパイは。


(貴女は足をぴたりと止め、夷澤の方へ振り返った。)


せっかく□□センパイが寂しそうにしてるから、相談に乗ったのに…。
頭の中は彼氏のことばっかり。
オレのことなんかどうでも良いんすねー。


(ツンとしている夷澤に、弁解をしながら駆け寄る貴女。)


……。じゃあ…。
その彼氏サンのこと、もう諦めてくれます…?


もう諦める
諦めるわけがない
【も、もう一回頼んでみる!!(ダッ)】