ッ……。あっ…あーそうかよ!
あんた等の関係がいつまで続くのか見ものっすねッ!!

(チャイムが鳴っても尚、ムッと睨み合いながらその場から離れない二人。)

……。な、何してんすかッ。
さっさと教室に戻ったらいいじゃないすか。待ってるんでしょッ彼氏サン…。

(夷澤の顔を見ているうちに、二人して怒っているのが何となく可笑しくなり始めた貴女。
突然ころころ笑い出した貴女につられ、夷澤にも少し笑みがこぼれた。)

………。


(しかし、貴女と目が合った途端…)


ッ…!!いッ…言ってやりませんから!
か…可愛いとかッ…思ってても絶対言ってやりませんからねッ…!!
【べっ、別に夷澤くんに可愛いなんて思ってほしくないし!彼が思ってくれるからいいもん!!】