………。

(一瞬、掴んでいる夷澤の手に力が入ったように思えたが、すぐにそれは離された。)

冗談っすよ、そんな困った顔しないでください。
オレは生徒会役員っすよ?堂々とサボれだなんて言いませんって。

じゃ、センパイ。授業頑張ってくださいね。

(申し訳なさそうに去っていく貴女を見送ると、自身も2年校舎へと向かって歩き出す。)


……。困らせるタイミング…ミスっちまったかな。
…一緒に過ごしたいなんて…や、やっぱりちょっと甘え過ぎだったか…。
【どんとこい!1】