なに怒ってんすかッ。
センパイだって、よく無理したりするじゃな……。

(キッとした顔で夷澤を睨むと、気まずそうに目を逸した。)

……。すみません…。


わかりました。センパイの言う通りにします…。
さすがに看病してもらうのは悪いんで、今日はもう寮へ戻って大人しくしてますよ。


(“よしよしッ。”と深く頷く貴女に頭を下げると、くるっと振り返って歩き出した。
――――が、しかし突然立ち止まったかと思えば、貴女の元に戻って来た。)


【だめ!ちゃんと休まないと!】