【夷澤】
………。

(黙ったまま夷澤に腕を掴まれた。
突然のことに心臓が跳ね上がる。“まさか”“まさか”と思いつつギュッと目を瞑る貴女。)





【夷澤】
帰りますよ、女子寮に。

(“へ?”と間の抜けた声を出す貴女の手を引いて、入口へと歩きだす夷澤。)

【夷澤】
自分から言っておいて何ビビってんだよ。


……。なんでもないです。
ほら、帰りましょう。見りゃ分かるでしょうけど眠いんすよオレ。


【じゃあ私は今から夷澤くんにエッチなことされちゃうのか(ポッ)】