え……。

ッえ…?


(見る見るうちに赤くなっていく夷澤。
心配そうに額に手を当ててやると、ぐっと唇に力を込めつつ手を払い除けた。)


ね…ねね熱なんか無いっすよ…!センパイが変なこと言うからッ……!

オレが動揺しないか試してみたんでしょうけど、ぜ、全然こんなの平気っすよ!
センパイの悪い冗談には慣れっこなんでねッ!


いつか相手を教えてやる日が来たら、その時は覚悟しておくんですね!
あんたがどんなに困っていようと、“はい”って返事をもらえるまで逃がしてやりませんからッ!
【この学園の誰よりも夷澤くんのことが好きだよ】