【双樹】
――――…ッ!

(入口を見ると、双樹が立っていた。)

【双樹】
あ、あらあら…ごめんなさい。邪魔しちゃったわね…。
やあねぇもう…鍵くらい閉めてくれなきゃ困るじゃないの。
安心なさい夷澤。この事は、あの方には黙っててあげる…。




【夷澤】
……。

(双樹が去った後、起き上がって乱れた髪を整えている夷澤に恐る恐る謝る貴女。
とりあえず許してはくれたが、ムスッとしたまま部屋から追い出されてしまった。)
【くすぐる2】