………。オ…。
オレも………です…。センパイ…。


(何かを訴え掛けるような瞳でチラリと見つめてくる夷澤。
しかし貴女が首を傾げると、ガッカリしたように肩を落とした。)


―――い…いえ、落ち込んでなんかないですよ!
ありがとうございます。センパイの今の気持ちが知れて、良かったです…。


……。


でも、□□センパイ。これで終わったと思ったら大間違いっすからね。
今は脈無しみたいっすけど、いつか必ずオレのものにしてみせますから!
絶対。絶対、死んでも他の野郎には譲らねえからなッ!


(夷澤の熱意に、貴女は思わず拍手をおくった。
しかし結局夷澤の好きな子を知ることは出来なかった。)
【うん?好きだよ?(きょとん)】