……。別に…話したくないなら良いんすけど。
正直言って、オレはあの人を好きになれません。いや、寧ろ嫌いです。
気味の悪い笑顔を貼り付けて、センパイやオレに知った風な口を利いて…。
“余所者”のくせに間に入ってきてッ…。センパイの傍に居るのが当然みてえな顔してッ!
あいつを見てると何もかもが気に障ります…!
………。
でも、オレが嫌ったところで□□センパイにとっては関係無い話っすよね。
すみませんでした。オレの我が儘のせいで、休憩時間無駄にしちまって…。
遅刻させちゃ悪いんで、先に行ってください。オレ…もう少し頭を冷やしてから教室へ戻ります。
【■い、夷澤くん!待って!(慌てて追いかける)5】